昨日、夫と晩ご飯を食べながら2021年のスティーブン・スピルバーグ監督の「ウエスト・サイド・ストーリー」を見ました。
中学生の時に校外学習の劇団四季で見たけれど、内容はすっかり忘れていました。
見終わって「中学生には難しすぎる内容やん、覚えてなくて当然か」と思いました笑
ストーリーとしては、暗くて誰も救われない終わり方だったのが印象的でした。
あとは疑問に思うことがいくつか…
まず、プエルトリコ系移民の人たちへの疑問。
彼らが、なぜ元々居たアメリカ人と縄張り争いをするのだろうか、ということ。
移民と関係が少ない日本人の私にとっては、なかなか理解し難いと感じました。
もし私が、なんらかの理由で外国に移り住まなければならなくなったなら、外国人である自分を受け入れてもらったことに感謝して、その国のルールや地域性に従おうと思うと思います。
なぜあの物語の移民たち(シャークス)は、移り住んだ地域を自分たちのもののように主張しているのでしょうか。
移民たちがお金や権力を手に入れつつあり、地域に大きな影響を与えているグループになってきているとはいえ、母国から逃れその地域に住まわせてもらっている身なのでは?と。
嫌なら母国に帰ればいいのになとも思ってしまいました。
次に、アメリカ人不良(ジェッツ)たちへの疑問。
彼らは、なぜシャークスとの喧嘩程度で すでに決まっている都市開発を止められると思っているのだろうか。
お偉いさん方などによって決められた都市開発などの計画が、いちヤンキーの抗争によって止められるとも思えないし、逆に抗争で移民不良に勝ったとしてもその地域を追い出されるだけだと思うのだが。
自分たちの境遇の哀れさをアピールするシーンが作中にあったけれど、役所から仕事を提案されてもそれは嫌だと言い、自分たちの気持ちやわがままを優先しすぎているのでは?とも思いました。
架空の物語なので、細かいことを気にするものおかしいと思いますが、どうもそういった設定や状況への疑問が共感の難しさに拍車をかけていると感じました。
ウエスト・サイド・ストーリー。考えさせられる難しい話でしたね。
今日の晩ご飯何にしようかな〜